2020.7.27

Life

価値観を変えてくれた、前職の社長の話

今までの世の中の価値観がいろいろ変化しつつある中で、自分は本当は何をしたいのか、何をしたくないのか?を考えることが多くなっています。

その中で、自由な考え方や生き方で、私に影響を与えてくれた方がいます。

業界未経験から正社員として雇ってくれた、私にとっての恩人でもあります。

保険の仕事と、社長との出会い

会社勤めの頃は、かっこいいな、素敵だなと思う人が周りにたくさんいたので、恵まれてた方だと思います。もちろんそうでない人もいましたけど。

前職までは損害保険業で働いていて、本当に本当に面白い仕事でした。

説明すると長くなるんですけど、よくイメージされる事務職とは全然違う感じなんですよ。

営業的な感覚も求められるので、とにかく保険の中身を勉強しないと追い付かないんです、仕事が。

でもそういうところが、知りたがりな自分の性格ともマッチしたのかな。とにかく、保険の知識が増えていくのがすごく面白かったです。

ですが、損保の仕事に就いたのは半ば偶然で。

20代後半の転職の時、土日休みで事務職、業界未経験でもOKな会社を探していました。

業界は特に絞らず、条件を優先していろいろ面白そうな会社に応募し続けたものの、結果は全部ダメ。

バイトしながらの転職活動が3ヶ月くらいかな?焦りながらも落ち続けることに慣れてきた頃。

ふと、ある保険代理店の求人が目に止まりました。

条件が当てはまっていただけで、正直どうして魅かれたのかは覚えていません(笑)。

だって何なら、金融業界なんて新卒の頃は避けてました。あまり興味が持てなくて。興味の持てない商材を扱うのはよくないなーと。

ただ、年齢を重ねて、漠然と保険とかお金のことを勉強したいな、って思ってたのは覚えてます。

未経験OKでなんだかアットホームで、自宅からも通えそう。そんな感じで応募したのかな。

職歴のことを話さなかった面接

面接では、職歴のことはあまり聞かれず、これまでの人生の話をしていました(笑)。

「なんでここに引っ越してきたの?(出身地じゃなかったので)」とか、

「ここの大学出身なんだ!〇〇保険の▲▲さんも確か同じ大学だったなぁ…」とか、

私も世間話好きなところがあるので、本来の部分と全く関係ないところで花が咲き(笑)、

同席の奥様が職務経歴書を見て、ようやく「こんなことやっていたんだね」と聞いていただいたくらい。

社長と奥様と社員1人、3人の小さな小さな会社。とてもアットホームでした。

あまり手応えがなかったにも関わらず(だって職歴の話してないから)、数日後に連絡が。結果は採用!

特にスキルもなく、年齢も30歳手前だったにもかかわらず、未経験で正社員として雇ってくださいました。

今思えば、私がこれまでの経験で何ができる人なのか?というスキルの部分よりも、

人間性、どんな人間なのか、一緒に働いて大丈夫そうなのかというところを見ていたのかなと思います。

そりゃ一緒に働くんだから、当たり前と言えば当たり前ですけど、やっぱり人間性よりも職歴で判断する会社の方が圧倒的に多いんじゃないかなと。

そういう意味でも、社長の考え方は自由で、型にはまっていないんだなと、今になって感じます。

がんばります!って言ったら雷に打たれた

採用となり一度ご挨拶に伺った日。

ようやく正社員の仕事が決まり、でも未経験だし、即戦力には程遠い…と感じた私は、社長に「とにかく一生懸命がんばります!」と伝えました。

そしたら、私の人生の中でも、かなり衝撃的だった言葉を言われたのです。

「がんばらんでもええ」と。

何気ない言葉ですけど、私は雷に打たれました。衝撃。

私は「がんばる」ことがデフォルトになってる節があります。これ私だけじゃないとは思うんですけど。

それに、会社に入ったら「がんばれ」としか言われないし。言われたとしても「無理するな」くらい。

何だったら親からも「がんばれ」としか言われなかった記憶しかない。

がんばらない自分でいてはいけないんだ、と思っている節があったんです。

それが、会社のトップである社長が、採用になったその日に「がんばらなくてもいい」と言って、私の肩の荷をおろしてくれた。

社長にとっては、そして他の人にとっては取るに足らないことかもしれませんが、私にとっては今でも忘れられない出来事です。

自分のやりたいことをやるのが人生だ、ということ

結婚と同時に転居し、この会社を辞めてしまったのですが、その後いわゆる「有名企業」数社で働いた結果、社長のすごさを理解したんです。

年々、やっぱりすごいなと思うようになっています。

あの時の、「がんばらんでええ」という、一見何気ない言葉。それがいかに、自分の人生を生きることにおいて重要なものか。

「有名企業」で一生懸命がんばって、心身ともにすり減らすような働き方をしてしまった結果、その言葉の意味を強くかみしめています。

自分の好きなこと、本当にやりたいことは何なのか?それは、すり減るように働くことなのだろうか?と。

社長は保険の仕事を始めたのはここ10年ほど(当時)で、それまでは全く違う仕事をしていたと言っていました。

その時々で自分のやりたいことを見極めて、とにかくそこに飛び込む。

やりたいことがあるならやってみなければ始まらない。

そういえば、当時も社長は「ミスドのフランチャイズとかやってみたいなー」って言ってました(笑)。

もう、脱帽です。その思考の自由さと、行動力に。

私もそうなれるかなー。そんな大人になりたいなー。

また、何かエピソード思い出したらブログに書きたいと思います。

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